【そば】とは |
そばは五穀(米、麦、キビ、アワ、豆)以外の雑穀で、国内では大変古くから食料として栽培されています。
しかしその趣は時代と共に変遷していき、主食(一部地域)から非常食へ、そして現代は嗜好食として食べることがほとんどです。 |
そばはタデ科に属する一年生草本である。一般に食用のそばは、そば属に分類される15種の中の普通ソバとダッタンソバ【別名:苦蕎麦】の2種のみである。
※普通ソバとダッタンソバの大きな違いは、他家受粉(普通ソバ)か自家受粉(ダッタンソバ)かである。 |
【コラム】分類学
植物には段階的な類別の『群』にわけることができ、その『群』の階級を上級から下級に示すと下記のようになり、最下級は『種』となります。これは『国際植物命名規約』でうたわれています。
門(もん)-綱(こう)-目(もく)-科(か)-属(ぞく)-種(しゅ)
※各階級に区分が必要な場合は、階級名に『亜』を付加する事が出来る。
そばを分類して表すと
【門】・・種子植物門
【亜門】・・被子植物亜門
【綱】・・双子植物綱
【亜綱】・・離弁花亜綱
【目】・・タデ目
【科】・・タデ科
【属】・・ソバ属
【種】・・ソバ
となります。
ちなみにタデ科には道ばたの雑草として生い茂っている『スイバ』、『ギシギシ』があります。
こちらは山菜として有名? ただし種ではなく新芽を食べます。これが以外と美味しいんですよ。 |
【コラム】学名
そばの学名を【Fagopyrum esculentum】(ファゴピルム エスクレンツム)という。
【Fagus】(ファグス)という『ブナ属』と【Pyros】(ピロス)という『小麦』を組み合わせに由来している。いうなれば「ブナに似たもので小麦のように食べられる」となる。
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そば |
ブナ |
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【コラム】漢字
そばは漢字で『蕎麦』が一般的。その他、烏麦、花蕎、華麦、花麦、落麦、甜蕎、伏麦、陪麦、曾波牟岐、久呂牟岐など、それぞれそばの特徴を捉えて書き表されています。 |