1、大豆を8~24時間水に浸し柔らかくします。 |
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水挽きする際の粉砕を比較的楽にするために十分水を吸わせる。また水は豆腐の風味などに大きく関係する為、おいしい水を使うことが大切である。大豆は気温が高ければ吸水が早く、低ければ遅くなる為、水に浸漬する時間は気温によって変える必要がある。
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2、水を加えながら大豆をすりつぶし、呉(ご)を作ります。 |
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水に浸漬した大豆は次いで挽砕すると白い粥状の呉ができる。 挽砕のポイントは、水浸漬した大豆を十分細かく砕くことである。
ただ、皮など豆乳となって溶け出ないものをあまり細かく粉砕してしまうと、 後でおからを分離することが非常に難しくなる為、注意しなければならない。
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3、呉に消泡剤を添加して煮ます。 |
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消泡剤は豆乳を作る段階で添加される物質であり、豆腐製造時の作業性の向上・豆腐製品の品質向上という 2つの役割を担っています。
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加熱の目的は
1.大豆のタンパクを熱変性させて、このあとの凝固物を豆腐らしい確かな舌ざわりのものにする
2.大豆中の成分をできるだけ多く溶出させる
3.大豆の青臭さを除く
4.大豆から持ち込まれた微生物を殺菌する
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余り加熱しすぎると豆乳に溶け出るはずのタンパク質が逆に不溶化し、 豆腐の歩留りを大幅に下げてしまい、豆腐の滑らかさが失われたりするので、 青臭みがぬけて豆乳独自のにおいが出てきたところをすぎたら火を止める。
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4、呉を絞る、豆乳とおからに分けます。 |
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こし袋に入れて圧力をかける。この時、こし袋から出てきた乳白色の液体が豆乳で、袋に残った固形物がおからである。
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5、豆乳に凝固剤を加えて固めます。 |
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豆乳に凝固剤(にがり等)を加え、豆乳と凝固剤を十分に均一に混ぜ合わせて固める。凝固剤の種類、量、豆乳濃度、豆乳温度、凝固剤の加え方により、 同じもめん豆腐でも食感、舌ざわりは様々であり、歩留りも違う。 |