【目立て】 |
石臼を製作するときは勿論のこと、長く使っていると臼面が摩滅してくるので『びしゃん』・『たたき』といわれる道具を使って『目立て』をしなければならない。
臼が常用されていた時代には目立て職人が巡回していて、これを『目とり』といっていました。
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『びしゃん』 |
『たたき』 |
『びしゃん』『たたき』も古い頃から使われていますが、一番重要な刃先には鋼から現代は超硬合金が使われています。
超稿合金は大変硬くて摩耗が少なく作業効率は良い。しかし、いくら硬くても摩耗は避けられず、その場合はやはり手で研ぎ直しする。 |
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目立ては溝を掘ることと同時に、それより副溝の方向に線が付くよう山の部分を全面にわたってたたくことが大事である。そのときにできる臼面の微妙な粗面が粉砕効果を高める。
製粉の質を決定する一番重要な作業です。
碾臼の製作ポイントを参照。 |
【目立て職人】 |
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『びしゃん』『たたき』を使い副溝に沿って臼面全体を少しずつ刻んでいき、それを繰り返しながら溝の形を作っていく。卓越した奥深い技能と、ひと臼で何万、何十万回とたたいて刻んでいく大変根気のいる作業。
最後に、組み付けしては実際原料を製粉し、製粉された粉質及び、上臼と下臼の当たりを見ながら調整する作業を繰り返し完成となる。 |
完成 |
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自動そば碾き用臼(上臼)
臼径(550mm)、高さ(230mm) |
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【匠師】
『目立て』職人でもあり一級建築士でもある。
碾臼のことなら手碾き臼から自動臼、粉碾き臼から茶碾き臼の製作、及び『目立て』直しまでどんなことでもご相談にのります。
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