碾臼用の石材    碾臼用の石材

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【碾臼の材質】
そば用碾臼には、なぜ多孔質か
 多孔質石材を使用すると石臼の特性である製粉中の水分コントロ−ル、粉砕熱エネルギ−の放出作用を助長してくれる。また、粉砕時の刃の役目もする。
 石材の硬度・粘性は、臼面の長時間粉砕に耐摩耗性と粉質状態の保持効果に影響し、その効果は経験上多孔質安山岩が最も良かった。

当工房では、主に多孔質安山岩を使用してそば用碾臼を製作しています。
【コラム】多孔質とは
 多孔質とは、スポンジのようにたくさんの穴(孔)があること。実際は微細な孔でそのバラツキ、密度は石が形成されたときの状態により変わる。
【コラム】石にも石目がある
 石にも『石の目』があり、それは簡単に見分けが付く場合もあれば熟練者でなければ判断できない場合もある。また石は一様な割れの方向性がある。
 臼面と使用する『石の目』の方向に注意を要する。
 それを誤ると割れ、異常摩耗が生じやすい。
石の目




【現在の碾臼の石材名と産地】
石材名 産  地
安原石 長野県
臼石 愛知県岡崎市
山崎石 山梨県
新蟻巣石 福島県  佐藤工房で使用
稲田石 茨城県
小和清水石 福井県足羽郡
その他 外国産(韓国産・中国産など)